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和ハーブのある暮らし|自然の恵みとつながる、やさしいハーブティー時間

  • 執筆者の写真: 道敬 大塚
    道敬 大塚
  • 8月18日
  • 読了時間: 3分
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はじめに:和ハーブとの出会い

忙しい毎日のなかで、ふと一息つきたくなる瞬間。そんなとき、湯気の立つ一杯のハーブティーが、ほっと心をゆるめてくれます。特に日本に古くから伝わる「和ハーブ」は、私たちの暮らしや風土に寄り添ってきた存在。馴染みのある香り、やさしい風味、そして自然のリズムと調和した季節の恵み。和ハーブのある暮らしには、そんな心地よさが詰まっています。

この記事では、和ハーブとは何か、その魅力やハーブティーとしての楽しみ方、暮らしへの取り入れ方についてご紹介します。

和ハーブって何?

「ハーブ」と聞くと、ミントやカモミールなどの西洋ハーブを思い浮かべる方も多いかもしれません。一方で、「和ハーブ」とは、日本の気候風土のなかで自生・栽培され、古くから人々の暮らしに根づいてきた植物のことを指します。

たとえば、以下のような植物が和ハーブに含まれます:

  • よもぎ(蓬)

  • しそ(紫蘇)

  • 柚子(ゆず)

  • 生姜(しょうが)

  • どくだみ

  • 甘茶

  • クコの葉

  • 柿の葉

これらは薬膳や民間療法、入浴剤、香りづけなど様々なかたちで活用されてきました。

和ハーブティーの魅力

和ハーブは、私たち日本人にとって馴染みのある味わいと香りを持っています。そのため、ハーブティーとして取り入れるときも、どこか懐かしく、自然に身体になじむ感覚があります。

1. 身体をやさしく整える感覚和ハーブは、季節や体調に合わせて選びやすく、日々の「養生(ようじょう)」にぴったりです。たとえば、冷えが気になるときは生姜、疲れがたまっているときは柿の葉やクコの葉など、自分の状態に合わせて選ぶ楽しみもあります。

2. 安心感のある風味西洋ハーブに比べて香りが強すぎず、すっきりとした飲み心地が多いのも特徴。日常のお茶の代わりとしても取り入れやすく、食事中や食後にもぴったりです。

3. 心をととのえる香りよもぎやしそ、ゆずなどの香りは、どこか和の安心感を与えてくれます。深呼吸しながらゆっくり味わう時間は、忙しい心にそっと余白をもたらします。

暮らしに和ハーブティーを取り入れる5つのヒント

  1. 朝の一杯に温かい和ハーブティーで一日をはじめると、内側からぽかぽかと目覚めるような感覚に。冷えやすい季節には特におすすめです。

  2. 季節の変わり目に春はよもぎ、夏はしそ、秋は柿の葉、冬は生姜など、季節に合わせた和ハーブで、身体のリズムをととのえましょう。

  3. おやすみ前のリラックスタイムにどくだみや甘茶など、カフェインを含まないハーブを選べば、就寝前にも安心して飲めます。深呼吸しながらゆっくり飲む時間は、眠りの質を整える助けになります。

  4. おもてなしに和の香りを添えて来客時に和ハーブティーを出せば、ちょっとした気遣いとともに、やさしい日本らしさを感じてもらえます。

  5. マイボトルに入れて外出のおともにティーバッグを使えば、手軽に和ハーブティーを楽しめます。お気に入りの味をマイボトルに入れて、外でもリラックス気分を持ち歩いてみましょう。

おすすめの和ハーブブレンド

以下は、ハーブティー初心者にもおすすめの和ハーブブレンド例です:

  • よもぎ+しそ+ゆずピール:ほんのり甘くて香り高い、バランスのとれたブレンド。

  • 生姜+柿の葉+黒豆:冷えが気になる季節におすすめ。香ばしさも◎。

  • クコの葉+甘茶+ハトムギ:美容を意識したい方にぴったりの、やさしい味わい。

おわりに:自然の恵みと調和する暮らしへ

和ハーブティーは、ただの飲みものではありません。そこには、自然とともにある暮らしのリズム、身体と心をいたわる知恵、そして自分自身と向き合うやさしい時間が詰まっています。

「なんだか今日は、少し疲れたな」そんなとき、ひと息ついて、和ハーブの香りに包まれてみてください。それは、自然とつながり、自分を大切にする第一歩になるはずです。

 
 
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