top of page
検索

季節の変わり目に寄り添う、ハーブティーのある暮らし

  • 執筆者の写真: 道敬 大塚
    道敬 大塚
  • 8月18日
  • 読了時間: 3分

季節の変わり目に寄り添う、ハーブティーのある暮らしイメージ画像

朝晩の気温差が大きくなり、空気の匂いや風の質に変化を感じると、「季節の変わり目が来たな」と思います。この時期は、身体や心がちょっとした揺らぎを感じやすいとき。そんな日々に、自然のやさしさを感じられる「ハーブティー」が、静かに寄り添ってくれる存在になるかもしれません。

そっと寄り添う、自然の恵み

私自身、季節の変わり目になると、なぜか気分が落ち着かない日が増えたり、朝起きてもなんとなくすっきりしなかったりします。そんなとき、朝の習慣に取り入れているのが、温かいハーブティーを淹れて過ごす静かな時間。

特別なことではありません。ただ、お湯を沸かし、茶葉をポットに入れ、香りを感じながらゆっくりと一杯を味わう。たったそれだけの時間が、不思議と自分の呼吸をゆるめてくれます。

ハーブティーは、香りや風味、色合いが多様で、どこか草花と向き合っているような気持ちになります。たとえば、ミントの清涼感、レモングラスの爽やかさ、カモミールのやさしさ。気分に合わせて選ぶ時間もまた、自分を感じ直すひとときになります。

季節ごとに変える、私のハーブティーの楽しみ方

春は、レモンバームやペパーミントなどの軽やかなハーブが心地よく、夏はアイスハーブティーにしてリフレッシュ。秋はほんのり甘みのあるルイボスやローズヒップ、冬はジンジャーをブレンドしてポカポカに。

特に季節の変わり目には、香りや温かさがやさしく感じられるブレンドを選んでいます。最近は、高麗人参や和ハーブ(ヨモギ、シソなど)をブレンドした“薬膳茶”のようなものも人気で、体を内側からじんわりと整えてくれるように感じます。

もちろん、医学的な効能をうたうものではありませんが、「なんとなく気持ちが落ち着く」「続けると体が喜んでいる気がする」——そんな“感覚”を大切に、季節ごとのセルフケアに取り入れています。

自分にやさしくする、という選択

ハーブティーを飲む時間は、「自分にやさしくする」ためのちょっとした選択だと思っています。忙しい日々のなかで、ただ“何かを整える”のではなく、「整おうとしている自分を見つめる」ような時間。

ひと息つくことで、自分が今どんな状態にあるかに気づけたり、小さな疲れに耳を傾けられるようになったり。そんな“余白”を持つことが、季節の変わり目をなめらかに過ごす秘訣かもしれません。

ハーブティーを日常に取り入れるコツ

お気に入りのカップを見つけること視覚も感覚の一部。手にしっくりくる器は、ハーブティーの時間をより心地よくしてくれます。

朝の習慣にする1日を始める前に、静かな時間を持つことで、その日1日が整いやすくなります。

夜のリラックスタイムに眠る前のティータイムは、気持ちを穏やかに切り替えるスイッチになります。カフェインレスのハーブを選ぶと◎。

季節ごとに変化を楽しむ旬のハーブや香りを取り入れることで、自然とつながる感覚が育まれます。

季節の移ろいは、自然からのやさしいメッセージ。

ハーブティーは、そのメッセージを受け取るための静かな橋のようなものかもしれません。香り、味、温度、色——そのすべてが、日々をやさしく整えてくれます。

忙しない日々のなかでも、ふと立ち止まり、ハーブの香りに包まれる時間を。きっとそこには、季節を感じる心と、自分を大切にするまなざしが育まれているはずです。

 
 
bottom of page