心とからだにやさしい、レモンバームのハーブティー 🌿🍋

はじめに – 忙しい日常に、レモンバームのひとときを

毎日、仕事や家事、人間関係などに追われて、つい心がざわざわしてしまうことはありませんか？「なんとなく落ち着かない」「気持ちが切り替わらない」「夜になっても頭が冴えている」……そんなとき、私はハーブティーをゆっくり淹れて、自分に優しくする時間をつくるようにしています。

中でも、私の生活に欠かせない存在が レモンバームのハーブティー です。香りを吸い込むだけで、ふわっと心がほぐれていくような感覚があり、まるで「おかえり」と言ってくれるような安心感があります。

今回は、レモンバームティーの魅力や楽しみ方、暮らしへの取り入れ方について、やさしくご紹介していきます🍃

レモンバームは、ヨーロッパ原産の多年草で、シソ科の植物。別名「メリッサ」とも呼ばれ、その名はギリシャ語で「ミツバチ」を意味する言葉に由来しています。実際に、ミツバチが好む甘い香りを持っており、古くから人々に愛されてきました。

香りの特徴は、ほんのりレモンに似たさわやかさ。でも、レモングラスのようなシャープさではなく、やさしい甘さと柔らかさを感じる香りです。初めて飲んだとき、「このやさしい香りは何？」と驚いたのを覚えています。

レモンバームは、「心に寄り添うハーブ」として、ストレスや緊張をゆるめる作用で知られています。特に、気持ちが張りつめているときや、不安感があるときに、レモンバームティーを飲むと、ホッと深呼吸がしやすくなるのを感じます。

私は、仕事で頭がいっぱいになった日や、考えすぎて眠れない夜に飲むことが多いです。すると、気づけば心が落ち着いて、「ま、いいか」と思える余裕が戻ってくることも。

「ベッドに入ってもなかなか寝付けない」「夜中に目が覚めてしまう」という方にとって、レモンバームティーはとてもやさしい味方。カフェインを含まず、自然な形で眠りへ導いてくれるので、ナイトティーにもぴったりです。

私自身、寝る前にスマホを見る習慣があったのですが、代わりにレモンバームティーを淹れるようにしてから、睡眠の質が変わったと感じています。

レモンバームは、女性の心身のバランスを整えるサポートもしてくれるハーブ。生理前のイライラや気分の浮き沈み、更年期の不安定な心身にもやさしく働きかけてくれます。

実は、ハーブの多くが「とても繊細な感情やエネルギーに寄り添う存在」でもあり、レモンバームはその中でも特に「抱きしめてくれるようなやさしさ」があると感じています。

基本的な淹れ方はとても簡単。ティーポットやカップにティーバッグ（またはドライハーブ）を入れて、熱湯を注ぎ、5〜7分ほど蒸らします。ほんのり黄色がかった透明な色合いと、さわやかな香りを楽しんでください。

疲れているときは、スプーン1杯のはちみつを加えるのがおすすめ。甘さが加わることで、心の緊張がふっとほぐれ、「今日もよくがんばったね」と自分に言いたくなります。

・カモミールとブレンドして、やさしい眠りをサポート・ペパーミントと合わせて、気分転換に・ローズと組み合わせて、華やかで女性らしい香りに

その日の気分や体調に合わせて、自分だけのブレンドを見つけるのも楽しみのひとつです🌼

もし、少しでもガーデニングに興味があれば、レモンバームは育てやすいハーブのひとつです。ベランダやキッチンの小さな鉢でもOK。手で葉をこすると、フレッシュな香りが広がり、そのままお茶にもできます。

集中力が切れてしまったとき、あえて深呼吸をしてレモンバームティーを一杯。その5分の休憩が、心をリセットしてくれることもあります。

朝の光の中で、ゆっくりハーブティーを淹れる時間。それは、スマホを見るよりもずっと、心とからだにいい朝のスタートになります。1日の始まりが、ほんの少し違って感じられるはずです。

レモンバームティーは、ただの飲み物ではなく、自分の内側に戻るためのスイッチのような存在だと思っています。「今の私、疲れてたんだな」「ちょっと張りつめすぎていたな」――そんなことに気づかせてくれる、静かな時間をくれるお茶。

忙しい毎日の中で、誰かにやさしくされることも大切ですが、まずは自分で自分をいたわることから。レモンバームティーは、その一歩をそっと後押ししてくれるハーブです🌿

ぜひ、今日の夜からでも、あなたの暮らしに取り入れてみてくださいね。