自律神経を整えるハーブティー｜自然の力で心と体をやさしく整える習慣
- 道敬 大塚
- 8月5日
- 読了時間: 4分
はじめに：なんとなく不調な日々…それ、自律神経の乱れかも？
「最近、なんだか疲れやすい…」「夜、寝つきが悪くて朝までぐっすり眠れない」「日中もぼんやりして集中できない」
そんな体調の変化を感じていませんか？
原因がはっきりしない不調は、実は「自律神経のバランスの乱れ」から来ている可能性があります。そしてそのケアとして、いま注目されているのが ハーブティー です。
自然の恵みをそのまま取り入れるハーブティーは、リラックスや睡眠の質改善、ストレス軽減などに役立つとされ、多くの方が日々のケアに取り入れています。
この記事では、「自律神経を整える」ことに焦点を当てて、ハーブティーの魅力と実践方法を詳しく紹介していきます。
自律神経ってなに？｜乱れるとどうなる？
自律神経とは、私たちの体を24時間コントロールしている「自動調整機能」のようなもの。
昼間や活動時に働く 交感神経
休息や睡眠時に働く 副交感神経
この2つがバランスよく切り替わることで、心も体も健やかに保たれています。
しかし、現代の生活は、ストレス・過労・スマホやPCの長時間使用・睡眠不足など、交感神経ばかりが優位になる場面が多く、自律神経のバランスが乱れがちです。
その結果…
疲労感
めまい
不眠
食欲不振
動悸
冷えや肩こり
などの症状があらわれ、「原因不明の体調不良」と感じられることもあります。
自律神経のケアにハーブティーが良い理由
ハーブティーは、心身に働きかける自然な手段として古くから親しまれています。
✔ ノンカフェインで体にやさしい
多くのハーブティーはカフェインを含まず、就寝前にも安心して飲むことができます。
✔ 香りによる癒し効果
ハーブ特有の香りが、副交感神経を刺激し、リラックスを促します。
✔ 飲むという「行為」が心を整える
ゆっくりお湯を注ぎ、香りを楽しみながら一杯を味わう…その“丁寧な時間”自体が、自律神経を整えるセルフケアとなります。
自律神経を整えるおすすめハーブティー５選
ここでは、特に「自律神経の調整」におすすめのハーブティーを紹介します。
1. カモミールティー（ジャーマンカモミール）
特徴：りんごのようなやさしい香り
効果：不安や緊張を和らげ、心身をリラックスへと導きます
就寝前にぴったりで、寝つきが悪い方にもおすすめ
2. レモンバームティー
特徴：レモンに似た爽やかな香り
効果：自律神経の安定、集中力の向上、心のバランス調整
朝に飲むとすっきりリフレッシュできます
3. パッションフラワー
特徴：ほんのり甘くまろやかな味わい
効果：神経の高ぶりを抑え、安眠をサポート
緊張が強い日や就寝前に
4. ラベンダーティー
特徴：アロマでも有名な癒しの香り
効果：イライラやストレスの緩和、頭痛の緩和にも
心を穏やかにしたい時にぴったり
5. バレリアンルートティー
特徴：土っぽい独特な香り
効果：強い緊張や不安、夜中の目覚めなどに作用
就寝前の強力なリラックスハーブとして
実際にやってみた：1週間ハーブティー習慣
私自身も、春先の気圧の変化で頭痛やだるさが続き、ハーブティーでのセルフケアを始めました。
朝：レモンバームティーでシャキッとスタート
昼：ルイボス＆ミントで気分転換
夜：カモミールで深呼吸してからベッドへ
毎日の中で、「自分に戻る」時間をつくるようになり、気づけば「朝の目覚めが軽い」「夜にスマホを見る時間が減った」など、じんわりとした変化が。
薬のように即効性があるわけではありませんが、続けることで心身のベースが整っていく感覚を得られました。
飲み方のコツと注意点
● 続けるコツ
無理せず、好きな香りや味を見つけること
お気に入りのカップやティーポットで“楽しみの時間”にする
飲む時間帯をルーティン化すると習慣になりやすい
● 注意点
ハーブによっては、妊娠中・持病がある方に適さない場合もあるため、心配な方は医師に相談を
効果を求めすぎず、「自分の心と体に向き合う時間」として取り入れるのがおすすめです
おわりに：ハーブティーは“今の自分を整える”やさしい時間
自律神経は、がんばりすぎているとき、緊張が抜けないとき、知らず知らずにバランスを崩してしまいがちです。
そんな時こそ、自然のリズムに沿ったハーブティーがそっと寄り添ってくれます。
忙しい日常に、立ち止まる時間
不調を責めるのではなく、やさしくケアする気持ち
「整える」ではなく、「整っていく」プロセス
それらを味わいながら、今日も一杯のハーブティーで、心と体にやさしいひとときを過ごしてみてください。
