高麗人参ハーブティーのブレンド術
- 道敬 大塚
- 7月21日
- 読了時間: 4分

飲みやすさと日常の“整え”時間を大切に
忙しい毎日の中、ほんのひととき、湯気の立つハーブティーで深呼吸をする——。そんなささやかな時間が、心と体をふわりと緩めてくれることがあります。
中でも「高麗人参ハーブティー」は、古来から親しまれてきた自然素材を取り入れた飲み物として注目されています。しかし一方で、「少し苦みがある」「クセが強そう」というイメージから敬遠されがちなのも事実です。
そこで今回は、“飲みやすく、おいしく続けられる”高麗人参ハーブティーのブレンド方法をご紹介します。味わいや香りを調和させ、日常に取り入れやすい1杯に仕上げるヒントをお届けします。
■ 高麗人参ハーブティーの魅力とは?
高麗人参(こうらいにんじん)はウコギ科の多年草で、アジアでは数千年にわたり親しまれてきた自然素材です。根の部分が主に使用され、乾燥させたものをスライスしたり粉末にしてハーブティーにブレンドすることもあります。
その特徴は、次のようなものです:
やや苦みや土っぽさを含んだ深い香り
ゆっくりと体に染みわたるような余韻
ノンカフェインで、夜でも安心して楽しめる
とはいえ、「苦味が気になる」「単独では飲みにくい」という声もあり、他のハーブや素材との相性を見極めたブレンドが人気です。
■ 飲みやすさ重視!おすすめのブレンド素材
ここからは、日常に取り入れやすく、かつ高麗人参の風味と相性の良い素材をご紹介します。
1. 黒豆(くろまめ)
炒った黒豆には香ばしさがあり、高麗人参の苦みをやわらげてくれます。ほのかに甘みを感じさせることもあり、冷えが気になる方にもおすすめ。
☕ おすすめシーン: 寒い朝、ほっと体を温めたいときに。
2. ルイボス
南アフリカ原産のルイボスは、クセが少なく飲みやすいノンカフェインハーブ。高麗人参の個性を残しつつ、全体の味をまろやかに整えてくれます。
☕ おすすめシーン: 昼食後のリラックスタイムや読書中に。
3. レモングラス
さわやかな香りが特徴のレモングラスは、飲みやすさを重視したい方にぴったり。後味がすっきりとしていて、気分転換にも最適です。
☕ おすすめシーン: 午後の集中タイムや気分を変えたいときに。
4. ショウガ(ジンジャー)
体を内側から温める素材として人気のショウガは、高麗人参と好相性。ピリッとした刺激がアクセントになり、飽きのこない味に。
☕ おすすめシーン: 夜のリラックスタイムや寒い日の入浴前に。
5. はと麦
穀物のような香ばしさを持ち、苦みを中和するバランス役として活躍します。ほんのり甘く、食事と合わせても相性が良いのが特徴です。
☕ おすすめシーン: 食後のお茶としてや、軽食時に。
■ 自宅でできる!ブレンドのコツ
ハーブティーは自分で好みに合わせてブレンドすることもできます。以下のステップを参考に、オリジナルの1杯を見つけてみてください。
ステップ1:ベースを決める
まずは高麗人参をベースに、分量の目安を決めます。初めての場合は、ティースプーン1/2ほどが安心です。
ステップ2:補助素材を選ぶ
黒豆やルイボスなど、苦みをまろやかにしてくれる素材を加えましょう。2種類ほど組み合わせると、香りと味に奥行きが生まれます。
ステップ3:お湯の温度と時間
沸騰したお湯(約95〜100℃)で、蓋をして5〜7分ほど蒸らします。香りをしっかり引き出すために、熱々のお湯がおすすめです。
■ 実際の体験談(※個人の感想です)
「高麗人参は苦手だったのに、レモングラスとブレンドするとすごく飲みやすくなりました」「黒豆とルイボスを合わせて夜のリラックスタイムに飲んでいます。心も落ち着く感じがして好きです」「ショウガを足すと、体がぽかぽかして冬には欠かせません」
味わいの好みは人それぞれですが、工夫次第で毎日のルーティンに取り入れやすくなるのがブレンドティーの魅力です。
■ 注意点と取り入れ方のヒント
高麗人参は自然素材ですが、薬ではありません。
医師の治療中の方や妊娠中・授乳中の方は、事前に医師や専門家にご相談ください。
はじめは少量から様子を見ながら取り入れるのがおすすめです。
■ まとめ:あなたの「飲みやすさ」を探してみよう
高麗人参ハーブティーは、そのままでは少しクセを感じるかもしれません。けれども、ブレンド次第で風味はぐんと飲みやすくなります。
暮らしの中の小さな習慣として、「今日はどんなブレンドにしよう?」と選ぶ時間もまた、心を整えるひととき。
あなたらしい1杯を見つけて、毎日を少しずつ丁寧に過ごしてみませんか?
※本記事は、高麗人参を含むハーブティーを食品として楽しむための情報を提供するものであり、効果・効能を保証するものではありません。ご自身の体調に合わせて無理のない範囲で取り入れてください。



